5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)について(前編)
2023/10/17
職場で5S活動について(整理・整頓・清掃・清潔・躾)やっていますか?
職場管理の基本には5Sという手法があり、職場環境が整う事で無駄がなくなり作業の効率化や生産性が上がるため、業績の向上に繋がることになります。
前後編に分けてお話しさせていただき今回は3Sについてご紹介したいと思います。
5S活動には5つの要素があり定義は以下の通りとなっております。
5S活動の定義
1S |
整理 |
不要なモノを捨てる・片付けること |
2S |
整頓 |
決められた場所へ決められたモノを配置すること |
3S |
清掃 |
常に掃除をすること |
4S |
清潔 |
整理・整頓・清掃を維持すること |
5S |
躾 |
決められたルールを守る習慣を身につけること |
5S活動の目的
5S活動に取り組むことで気持ちよく働ける職場環境となり、また無駄をなくすことで生産性が向上し
利益還元効果も期待されます。
活動を行なっていくうえではサポート出来るよう推進委員会など設置することが望ましいでしょう。
・ルールを守れる組織風土をつくる
・生産性を向上させる
・働きやすい安全な職場環境の構築
早速ですが皆さんの職場でも以下のような風景がよく見られるのではないでしょうか?
・デスクの上に物が散乱している
・使用されていない物で誰の管理か分からず放置されている
・備品、資料等の場所が決まっておらず誰かに聞かないとわからない
・ルールが徹底されておらず書類捜索に時間が掛かる
このように、人は1日20分程度何かしら探していると言われています。
では次から各項目についてお話しさせていただきます。
1S(整理)
整理とは必要、不要を区別すること!
職場内で必要品と不要品に区別していく事が第一歩です。
人によって判断が違うのでまず基準を決めることが重要です。期間で判断してもらうようにすれば誰でも分かりやすくなるのではないでしょうか。
例えば机と椅子、キャビネット等があれば〇年と保管期間を決めてしまい、期限が来たら処分するという管理方法もあります。
2S(整頓)
整頓とは使いやすい状態で置き場所を明確にすること!
いざ業務にかかろうとした際に必要書類がなかったり、工具、文具を探す時間など皆さんの近くでもよくある光景ではないでしょうか!
使用頻度などで考えて置き方と置き場所を決めるのもいいでしょう。
誰が見てわかりすぐに使用できる状態にする事が望ましいです。
3S(清掃)
清掃とは綺麗に掃除して点検すること!
普段使用している事務所、工場のエントランス、トイレなど細かい部分までも綺麗にしましょう。
目的としてはただ単に綺麗するだけでなく、異常がないかなど点検する意図も含まれております。
例えば定位置に物がない、置き方が違うなどがあれば点検の際に正しい状態に戻します。
整理整頓と同様に誰でも出来るようにルールを決めておきましょう。
今回の以上となります。次回は残りの2Sについて触れさせていただこうと思っておりますので
良ければ後編も閲覧していただけますと幸いです。