2S(整理・整頓)と情報共有
2021/06/08
皆さんは「5S」という言葉を聞いたことがありますか?「整理・整頓・清掃・清潔・躾(し つけ)」のローマ字の頭文字 5 つをとったものが「5S」です。誰でもやっていることだとは 思いますが、ただやるのではなく、組織的に取り組むこと・活動として行うことが「5S」だ と言われています。今回は、「5S」のなかでも特に基礎の部分といえる「2S」(整理・整頓) について、解説したいと思います。
出来ているようで出来ていないのが「整理・整頓」。
見た目はキレイでも中身がグチャグチャ。倉庫やキャビネットでよく見る光景です。
傍から見るとキレイに収納されているキャビネット。
ただ実態を知ると必要なモノ不要なモノが入り混じっています。
「利用頻度が高いモノ」
「みんなが利用するモノ」
「空いてるからとりあえず入れたモノ」
「以前からあるからそのままのモノ」などなど。
本当にその場所に置いておく必要があるのかな?と思ってもなかなか片付けができない。
というお声をよく耳にします。
その原因は
・業務が忙しいから。
・自分がそう思っていても他の人はどうだろう。
・以前からこの状態だから。
・面倒くさいから。
といった内容が多いかと思います。
ただ普段から自分の身(机)の回りの整理は出来ていることが多いのも事実です。
私は推進役(第三者)として整理整頓に関わることが多く、依頼者の熱量と実務者の熱量の 差をいつも感じております。
しかし、作業前のヒアリングを実施すると、改善への欲求が「潜在化」していることに気付きます。
・もっと使いやすいようにしたい。
・前からムダだと思っていた。
・別のモノを入れたい。
そんな意見を「顕在化」し全員に情報共有すると 2S はスムーズに実施されます。 情報共有することで不要物の再利用や具体的なアイデアなど様々な提案があります。
もしそんなお悩みがございましたら、ぜひご相談を!
(1)整理とは
1.乱れた状態にあるものをかたづけて、秩序を整えること。
2.不必要なものを取り除くこと。
(2)整頓とは
1.散らかり乱れている物を、きちんとかたづけること。また、そうして整った状態になること。
代表的な手法としては「3 定管理」があり、
3定管理とは「定品」、「定位」、「定量」のことです。
「定品」とは、決まったものを置くこと 「定位」とは、置き場を決めること 「定量」とは、決まった量だけを置くこと
三井倉庫ビジネスパートナーズでは、文書整理の支援サービスを行っております。オフィスの移転やレイアウト変更に伴う文書の整理を、お客様の目的に沿った形で支援いたします。お気軽にお問い合わせください。
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